『監獄の誕生 監視の刑罰』
Michel Foucault著
1975
環境の編成をする
パノプティコン
君主型権力
君主の力を民衆に見せつけることで得る権力
ex. 身体刑を見世物にする
3つの刑罰の可能性
君主的な刑罰
もともとあったもの
身体刑を見世物にする
改革者による提案
君主的な刑罰は身体刑は経済的に非効率であるので、もっと良いものが提案された
提案自体は広まったが採用されなかった
無期の奴隷刑
死刑よりも辛い
労働として利用できる
犯罪の性質と対応した刑罰
権利濫用の罪→権利剥奪
窃盗→没収
汚職→罰金
放火→火炙り
監獄
どこからともなくこの刑が現れた
改革者はこの案には不満
監獄は閉じ込めるだけであって、罰されていない
「非行性」は言説的編成と非言説的編成の両方に跨る
言説的編成側の目線
司法の言説を基底する
刑罰制度が向かう先を規定する
すなわち、「法律違反者」を「非行者」として扱う
違法行為としての非行性
非言説的編成側の目線
「監獄」を指し示す
環境の周囲に配置される「非行者」を指し示す
対象としての非行性